「わーい」

「わいー♪」



「サンタクロースから
 こんなものをもらったぞ〜♪」




「けい太なにもらったの?」




けい太「るる、なんでしょ〜♪」




るる「なに〜?すごいの〜?」




けい太「すごい!すごい!!
    
    ちょ〜すごいよ〜!!
    
    世界的にすごいものだぜ〜!」




るる「なによ〜!見たい〜!!」







けい太「いいよ〜(^^)
 
    ほらっ」



じゃぁ〜〜〜〜ん



るる「なに?このヘッドホンと機械は?」




けい太「おばあちゃんに会いに行くんだ♪」




るる「え?何いってるの?

   おばちゃんは死んじゃったじゃない。」




けい太「うん。死んじゃったよ。会いに行くんだ♪」




るる「会いに行くって?」




けい太「このヘッドホンと機械を使って行くんだ☆へへ〜ん♪」




るる「え?!なに?このヘッドホンと機械を使って

   おばあちゃんに会いに行くの?」




けい太「そうだよ〜。いっしょに行く?」




るる「・・・・。

   どういうことなのか、さっぱりわかんないよぉ。」




けい太「ほしかったんだ。

    これはね、このヘッドホンから音が出るんだけど

    両方から違う音が出るんだ。」




るる「違う音が出るって、それで会いに行けるの?」




けい太「まだ、続きがあるんだよぉ〜。

    それでね、こうやってヘッドホンをつけると

    わかるけど、きもちぃ〜音が出るんだ。」




るる「きもちぃ音?」




けい太「ほら、聞いてみると・・・おぉ〜・・・・ねっ?」




るる「ねっ?ってホントなの?」




けい太「着けてみる?」




るる「なんか不安っ」




けい太「なんでよ〜。全然大丈夫だよ♪」




るる「そー?」




けい太「うん。」




るる「・・・・おぁ〜・・・・・

   ホントだ、きもいぃ〜☆」




けい太「これを聞きながら、ベットの上で横に

    なって寝て、聞くんだ。

    それで、おばあちゃんに会いに行く♪」




るる「こんなんで、ホントに行けるの?」




けい太「行けるよ☆

    ヘッドホンの右側と左側から違う音が

    出てるんだけど、それがちょ〜微妙な違いなんだ」




るる「ちょ〜微妙な違いってどんな違いなの?」




けい太「5ヘルツの違う音程の音が出るんだ。」




るる「ふ〜ん、どういうことぉ?」




けい太「左からは100ヘルツの音が出てて

    右からは105ヘルツの音が出てるんだ」




るる「105ヘルツ−100ヘルツで差が5ヘルツってこと?」




けい太「そうそう。その左右の差の5ヘルツで

    ちょ〜きもちよくなるんだ。

    ちょ〜リラックスできるんだ。」




るる「でも、こんなんでホントに

   死んだおばあちゃんに会いに行けるの?」




けい太「行けるよ〜。トモダチはもう会えたってさ」




るる「マジで〜!!!ホントなの?!」




けい太「ホントホント。

    おれも最初ビックリしたけど

    どうやらホントらしいんだ」




るる「マジなんだ?」




けい太「マジ マジ。」




るる「う〜ん。でもやっぱ信じられないよ」




けい太「うん、じゃあおれ、やってみるよ

    そしたら、わかりやすいでしょ?」




るる「・・・・。」




けい太「大丈夫だよ〜。行ってきても、戻ってこれるから♪」




るる「死なないでよ〜」




けい太「だいじょ〜ぶ。やってみるね〜。

    じゃあ、ベットの上に寝るぜぃ」









第2章

それを使ってみた




るる「マジなんだね〜」




けい太「マジレンジャ〜!

    そんで、横になりながらヘッドホンの音を

    聞いてる・・・ぉぉ・・・・」




・・・・・・。




るる「かなりリラックスしてるね」




けい太「うん。リラックスすることがポイントなんだ。

    ちょうリラックスしたいから、しばらく

    話したくないんだけどいい?」




るる「いいよ。」




けい太「ありがとう。

    じゃぁまたヘッドホンの音を聞くね。

    ・・・・・ぉぉ・・・・・・・・」






・・・・・。






・・・・・・。






るる(けい太かなりリラックスしてる・・・。)




・・・・・。




けい太(かなりリラックスしてる・・・。

    体は寝てるみたいだけど

    気持ちはスッキリ起きてる感じだぁ・・・・・。)





・・・・・・。





・・・・・・・。





けい太(あぁ、なんか、軽い感じだぁ・・・・・)




・・・・・。




けい太(ちょっと起きてみよう・・・)




(ごろっ)




けい太(よっと)




・・・。




けい太(あれっっ?!

    おれがいるっっっ?!!!!!

    寝てるおれがいるっっ!!!)




・・・・・。




けい太(るるもいるぞ・・・・)





るる(ホントかなりリラックスしちゃって☆

   寝てるみたい♪)






けい太(なんでだ?


    るる・・・。るるを呼んでみよう。)





   (るるーーーー!聞こえる〜?)





るる「・・・・・・。」




けい太(あれっ?無視してるのかな?

    もう一回呼んでみよぅ


    るるぅ〜〜〜〜!!)





るる「・・・・・・・。」





けい太(あれっ?

    るるぅ〜〜〜〜!!!!!!!!)




るる「・・・・・。」




けい太(るるぅ〜〜〜!!!!!!

  
    こらぁ〜〜〜!!!るる〜!!!


    聞こえるかぁ〜〜〜〜!!!!


    るるぅ〜〜〜〜〜!!!!!!)





るる「・・・・・・・。」





けい太「マジで、聞こえないみたいだなぁ。

    トモダチはどうやっておばあちゃんに

    あったんだろ?」





るる(ホント寝てるみたい・・・。)






・・・・ふぁ〜ん・・




けい太「んっっ・・・?」


    


けい太「なんかあたたかいよ〜な・・・

    光のようなものがあったよ〜な・・・」



・・・・ふぁ〜ん・・



けい太「やっぱり、そうだっ!

    光ってるっ」


・・・・・・。


けい太「行っていいのかな?

    トモダチのサトシはどうやって

    おばあちゃんに会ったんだろう?」




・・・・。


(そっちよ・・・・)



けい太「えっ?なんか聞こえたぞっ?

    そっちよ・・?」


・・・・・・。



けい太「どういうことだろ?

    この光の方へ行くとおばちゃんに
 
    会えるってコトなのかな?」



・・・・・・。

ふぁ〜んとキラキラしてる


けい太「うーん。

    行ってみるか〜。おれ浮いてるしっ」


よっ


キラキラふぁ〜ん


けい太「おぉ〜〜!」


周り中が光りでキラキラしてるっ!


おぉぉ〜!!



トンネルみたいだぁぁ〜




おぉぉぉ〜!


ドラえもんのタイムトンネルみたいな



でも光がキラキラすげぇ〜



キラーーーーーー!




うぃ〜ん




ふぁ





おぉ〜なんか止まったぞっ









!!!!!!!





けい太「おっ、おっ、おばあちゃんっ!!!???」



おばあちゃん「おぉ〜けい太、ひさしぶりだねぇ」










第3章
死んだおばあちゃんに
      会ってお話しする






けい太「ホントにおばちゃんなんだね」


おばあちゃん「そうだよ、よく来たね。

       サンタクロースのおみあげどうだった?」



けい太「すごいよっ!こうやって

    ホントにおばあちゃんに会えたんだもんっ!

 
    でも、ここはいったいどこなの?」



おばあちゃん「ここは

       いわゆる、わかりやすく言うとあの世だよ。」



けい太「やっぱり、そうなんだ。あの世は

    天国なんだね。だってなんか気持ちぃところだもん♪」


おばあちゃん「そうだね。

       でもそれはけい太の心が天国みたいにピュアで自由

       だからだよ。」



けい太「えっ?おれの心がピュアで自由だから?」




おばあちゃん「そうだよ。心がピュアで自由だと

       ここに来やすいんだよ。」




けい太「じゃあ心がピュアで自由じゃない人はどうなるの?」




おばあちゃん「とらわれた世界に行くんだよ」




けい太「えっ?とらわれた世界?

    なにそれは?地獄とかなの?」




おばあちゃん「でもその呼び方はなんか合ってない気がして

       おばあちゃんはそうは呼んでないないのよ

     
       心がとらわれたりすると、このとらわれた世界に

       行くことになるのよ。」




けい太「なんでとらわれた世界に行くの?

    どんなことにとらわれてるの?」





おばあちゃん「死んだひとがね、死んだらもう終わりだと

       強く固く思ってたりすると、この世にずっといたり

       することがあるの。

       自分が死んだことに気づかなかったりするの。」




けい太「死んだら終わりじゃないの?」




おばあちゃん「だってけい太、ここにおばあちゃんと

       あってるじゃないの〜。」




けい太「あっ、そっか。でもこれは夢じゃないの?」




おばあちゃん「夢のようだけど、

       けい太はどうやってここまで来た?

       るるちゃんを呼んだりしたとき

       どうだった?」




けい太「おれがいるのに、

    寝てる体のおれがいるのが見えたんだ。

    これは、どういうことなんだろ?」




おばあちゃん「それはね、体から意識が出て来たんだよ。」




けい太「体から意識が出て来た?」




おばあちゃん「そうよ。でも死んでないから

       体から意識はすべて完全にはバラバラに

       なってなくて、体と意識はつながっているのよ。」




けい太「あんまりよくわかんないよ〜。」




おばあちゃん「う〜んと、

       けい太は死んでないでしょ?」




けい太「うん。でもおばあちゃんは死んだんだよね?」




おばあちゃん「そうよ。おばあちゃんは死んだわ♪」




けい太「ははは、死んだけど元気だね」




おばあちゃん「死んだけど元気っ元気っ♪

       でも死んだけど、死んでないのよ。」




けい太「死んだけど死んでないって、どういうこと?」




おばあちゃん「体、肉体は死んだけど、

       心、意識は死んでないってことよ」



けい太「死んだけど死んでないんだね〜(笑)」




おばあちゃん「死んだけどおばちゃん死んでないのよ〜(笑)」




けい太「おばあちゃんは死んだとき

    いきなりここみたいな天国みたいな感じのところ

    に来たの?」







第4章

おばあちゃんが
死んでからの生きてく模様




おばあちゃん「おばあちゃんは違かったわ」




けい太「え〜、どうだったの?」




おばちゃん「おばあちゃんは肝臓癌で死んだでしょ」




けい太「う〜ん、難しいのはわかんないけど

    そうみたい。」




おばあちゃん「それでね、死んだとき病院にいて、入院していた

       んだの覚えてる?」




けい太「うん、覚えてる、お父さんとお母さんといっしょに

    お見舞いもしに行ってたもん。」




おばあちゃん「ありがとうね。」




けい太「うんっ♪」




おばあちゃん「でね、死んだとき機械がピーーって鳴ったの。

       でもね、おばあちゃんは思ったの。


       あれっ?わたしまだ生きてるのになんで

       ピーーーーって鳴ってるんだろう?

       聞こえてるんだろうって。」




けい太「お母さんとお父さんはおばあちゃんが

    死んだとき泣いてたよ。」




おばちゃん「そう、おばあちゃんもそれを見ていたの。

      おばちゃんは生きてるのになんで泣いてるんだろう?

      って思ったの?あれっ?おかしいなぁ・・・?って。」




けい太「え〜、じゃあ、もしかして

    おばあちゃんも おれと同じように

    自分が寝てる姿をを自分で見たの?」




おばあちゃん「そ〜そ〜。

       びっくりしたわっ。

       あれっ?!わたしがいるっ?!!って。

       それでわたしの体が運ばれていってね。」




けい太「びっくりだね〜それは(笑)

    どこにおばあちゃんの体は運ばれていったの?」




おばあちゃん「それは葬式場だったの。

       あれ、わたしは死んだのかしら?

       って思ったわ。でもまさかねぇ・・・

       わたしはここにいるんだし。って思ってたの。」




けい太「いっきに、ここに来たんじゃないんだぁ」




おばあちゃん「そうね。

       それで葬式をやってて、みんなしんみりしてるのよ。

       泣いてる人もいたりして、

       逝かないで、なんていうひともいたんだけど

       わたしはここにいるのにって。」




けい太「おもしろいね〜それ(笑)

    それでそのあとどうなったの?」




おばあちゃん「それでね、何日かこの世にいたの。

       わたしなしで、この世が進んでいくのよ〜。

       誰かに話しかけてもみんな無視するのよ〜。」




けい太「おれも〜。るるに話かけても全然気づかなかったよ。」




おばあちゃん「そうでしょ〜。みんな話しかけても

       気づかないのよ〜。

       これはなんかおかしいわと思ったの。

       それで、あ〜、わたしはほんとに

       死んだみたいだわ・・・。って。」




けい太「ふ〜ん。それでどうなったの?」




おばあちゃん「それでね、お墓に行ったの。

       だって、死んだらどうなるか?って

       よくわかんなかったから。」




けい太「おれもお墓に行ったよ。

    お経も唱えたよ♪おばあちゃんそれ見てたの?」




おばあちゃん「お経ありがとうね。

       そうよ〜。見てたわ。

       どうしていいかわからなかったもの。

       それで、しばらく何日かお墓のところに

       いたのよ。」




けい太「おばあちゃんはなにか食べたの?」




おばあちゃん「別になのも食べてなかったわ。

       食べなくても大丈夫みたいだった。


       でも、お供えものがうれしかったわ。

       それで生きていけるって思えたわ。

       うれしかった☆

       まぁ、死んでるんだけどね。」




けい太「おばあちゃんは、とらわれの世界ってのに行ったの?」




おばあちゃん「行ったわ。

       お墓の何日かいたあとに

       だれか怒っているひとがいたの。」




けい太「怒っている人?もしかして

    死んだひとだったりして?」




おばあちゃん「アタリ〜☆

       肉体から去った人だったの。

       それでだれかを恨んでいるみたいだったのよ。」




けい太「おぉ〜、怖いぃ〜。」




おばあちゃん「そう、なんかちょっと怖かったのよ〜。

       そしたらなんか、こころがぎゅ〜〜〜って

       なってね。重くなったっていうかね。

       なんか闇みたいなね。」




けい太「あぁ〜やばくない、それは?」




おばあちゃん「それ自体は今は全然大丈夫なことだと思うんだけど、

       いわゆる幽霊っていうの?

       なんか迷っているというかそんな

       肉体を去った人たちがいっぱいいることに

       気がついたのよ。」




けい太「そのひとたちはなんて言ったりしてるの?」




おばあちゃん「なんか、許さないっっ・・・!とか

       そう、なにかにとらわれているって感じ。

       そういう気持ちになったら

       そんな人たちがいっぱいいたのよ。


       心の状態に合わせて周りの雰囲気が

       変わったのよ。」




けい太「ふ〜ん。心の状態に合わせて・・・?」




おばあちゃん「これはなんか、おかしいというか

       不思議だわと思ったわ。


       それで、ほかの世界というものが

       あるのかもしれないって思ったの。

       そんな世界を見てみたいって思ったの。」




けい太「ほかの世界?」




おばあちゃん「そう、そう思ったら、場面が変わったの。」




けい太「そう思ったら、場面が変わった?」



おばあちゃん「そう、景色が変わったというか。

       戦国時代にいたの。」



けい太「戦国時代?!おばあちゃん戦国時代に行ったの?」


おばあちゃん「行ったというか、現れたというか、

       場面が変わったというか。」


けい太「どんななの?その戦国時代に行った感じは。」


おばあちゃん「なんか、武士みたいなひとたちが

       馬に乗ってて、戦をしてるの。

       なんか戦ってばかりいたわ。

       戦うことに信念を持っていると

       いう感じなのかしら。」



けい太「ほんと戦国時代だ。」



おばあちゃん「そうね。でもなんか違和感があったのよ。

       ほんとうの戦国時代というか

       戦いたい信念を持っているひとたちが

       作った世界って感じがしたわ。」



けい太「戦いたい信念を持った人たちが作った世界?」



おばちゃん「そう、でね、まだいろんな世界があるかもしれない

      って思ったの。それで行って見たいって思ったら

      また、場面が変わったのよ。」



けい太「え〜、どんなだったの?」



おばあちゃん「戦争の兵士が訓練しているところだったわ。

       これもなにか戦うための信念のあるひと

       たちが多かったわ。」




けい太「へ〜、信念か〜。」



おばあちゃん「でね、こんどもまた違うところに

       行きたいって思ったの、そしたらまた場面が

       変わったのよ。」



けい太「今度はどこに行ったの?」



おばあちゃん「今度はね、なんか見たこともない

       大きな教会のところにいたの。」



けい太「だれかそこにいたの?」



おばあちゃん「いっぱいひとがいたわ。

       そこではなんか、天国に行けるように

       いろんな儀式とかしていたわ。

       そうすることで地獄にいかなくて済むって

       いう信念をもってやっているひとたちが

       たくさんいたわ。

       これもなんか作られた世界って感じ。」



けい太「信念がまた出て来たね」



おばあちゃん「そうね。そこは

       どうやら信念の世界らしいわ。」



けい太「さっきは、とらわれの世界だったね。」



おばあちゃん「そうね。

       とらわれの世界ときて

       信念の世界に来たわ。

       信念もある意味、自由な心の感じが

       しないって感じもする。」




けい太「そうかも〜。信念もある意味

    とらわれの軽いバァ〜ジョンって

    感じかも。」




つづく





















死んだおばあちゃんに
          会いに行く♪

あらずじ

ある日、男の子は12月22日に
サンタクロースからプレゼントをもらう。
だけどそれは、死んだおばあちゃんに会いに行ける
という機械だった。
そこから展開する男の子がビックリしまくる世界の
ショートストーリー。

第1章

死んだおばあちゃんに会いに行く♪

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